生き物日記

飼っているカエルやヤモリやトカゲの飼育日記メインですがたまにゲームとか映画の話もしそう。

生き餌(虫)について

思うことをつらつらと書いてみたいと思います。

トカゲやカエルを飼育していく上では餌として生きた昆虫が必要になることが結構ありますよね

 

今となってはコオロギの繁殖を狙ったり脱走犯をとっさに手で掴めるぐらいには慣れましたが最初は餌の虫を扱うことにめちゃくちゃ抵抗ありました。というか虫苦手でした!

 

しかし爬虫類を飼ってるうちに餌昆虫の存在のありがたさに気付かされていきました...彼ら(虫)がいるから趣味でトカゲやカエルが飼えるのだなと...いのちはいのちによって生かされてるのだなと...(ポエム)今は自室が虫を飼ってるのか爬虫類を飼ってるのかよく分からない混沌とした空間になってしまいましたが、飼っている生き物のためにも餌虫の管理は重要だなあと思いますね。

今回は代表的な餌昆虫を使用してみた雑感を書いてみたいと思います。

 

クロコオロギ

とにかくでかく黒く光る、悪魔級の存在感を放つコオロギ。うちに来た時ろくに触れず餌もやれずに共食いさせてしまった...すまん...初めてレオパを買ったお店にオススメされたけれどもうちで飼ってる生き物にはサイズがでかすぎるのと飼育するのにもスペースとるのでもうあまり使わないかな...て感じです...しかしなんとなくフタホシよりクロコオロギを取り扱ってるショップの方が多い気がしますね。

 

フタホシコオロギ

クロよりは小さいがやっぱりでかい。鳴き声もでかい「リー!リー!リーー!」と末尾にビックリマークがつくぐらいでかい声で鳴きます。睡眠障害になりかねないので鳴く雄は泣く泣く羽をむしります...身の部分がボリューミーでイエコより汁が多くてジューシーな気がします。おいしいのかな...?産卵管が太くて強いので、湿らせた脱脂綿やティッシュで産卵床がつくれるのが嬉しいところ。初めて繁殖に成功した種類なので謎の思い入れがあります。ブリーダー風に言えばF2が取れました!!って感じです(フーン)

ただ使い勝手の良さで言えばイエコの方が良いので今はあんまり使ってないですね〜

 

ヨーロッパイエコオロギ

愛すべき脱走犯 とにかく逃げ足が速くジャンプ力が高すぎる。産卵管がフタホシに比べてヒョロイのでバーミキュライト+赤玉土や、ピートモス+赤玉土ブレンド土使います。イエコは土を掘って散らかすので、上層部に重めの赤玉土を敷くのがポイントです!一回繁殖に成功したのですが成長する前に全部餌にしてしまったので累代繁殖はできてないです...今はベビーイエコをチビヤモリの餌に、アダルトイエコを繁殖用、その他の生き物の餌用にしてます。

スフィロアクアさんの成虫シニアイエコが安いので通販でまとめ買いしちゃいます。コオロギ使うならやっぱイエコオロギが一番かなと思います。よく脱走されますが...フタホシに比べると顎の力が多分弱いので生体を傷つけるリスクが少ないかなと...

 

《番外編》冷凍コオロギ

月夜野ファームさんで買ったり自分で買ってきたコオロギを冷凍して使います。カエル以外はほぼ100%食べてくれます。スペース取らないし使い勝手も良いしこれ一本でも飼えちゃう気はしますね〜うちでベビーコオロギが必要なければ多分冷凍一本で行けてたのでしょう...

 

デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)

ゴキに見えないゴキブリ。もぞもぞとゆっくり動いててちょっとかわいさすら感じます。ただデュビアに餌をあげてもあまり食いつかないしちゃんとガッドローディング(餌に栄養を与えて餌虫自体の栄養を高めること)できてるのか?と心配になります。あまり動かないので餌として認識されにくいのと、土にどこまでも潜ってしまうのが難点ですね...ばらまき餌ではなくピンセット給餌なら向いてるかな〜て感じです。ツノガエルに主に与えてます。どちらもざっくり南米出身の生き物なので野生では食べてたりするのかな〜なんて思います。あとデュビアは外皮が固すぎて肝心の中身に栄養があるのか?どうなのか?と若干心配に思ってしまいます。見た目は三葉虫みたいな感じ。

 

レッドローチ

ゴキにしか見えないゴキブリ。日本家屋に出るやつにめちゃにてるのですが、よく見ると色が綺麗...に見えるような見えないような。臭いが大分きついです。コオロギの方が臭いてよく聞きますけどレッドローチのなんか廃棄油?みたいな匂いはマジで耐えかねるものがあります。レオパたちにも評判は悪く、差し出したらくっさ!何やこれ!みたいな表情をされ食べられませんでした。管理方法が悪いのだろうか...基本小さいのをカエルケージやチビヤモリのケージにばらまきます。でっかいのは繁殖用に使おうかな〜て感じです。使い勝手の良さに一時期レッドローチ教に入りそうになりましたが、匂いや、意外と垂直面を登れる&隙間に入って出てこなくなるの点が微妙でコオロギ派に戻りそうです...

 

ハニーワーム

嗜好性バツグン?のぷりぷり芋虫 産卵前に栄養をつけたい時や、うちに来たばかりで食欲があまりない子に与えたりします。こちらもスフィロアクアさんの通販が安い!しかしキープが意外と大変で、中に入ってる餌を食べ尽くして暴れたり、やばい異臭を放っていることがありました...放っておくと成虫の蛾になって飛んでしまうのも難点ですね...冷蔵庫保管が推奨されてますが、低温過ぎてもだんだん黒ずんで弱ってくるのでびみょ〜なところです。何より冷蔵庫に生きた芋虫を入れるのに抵抗がありすぎる...ハチクラとかで売ってる500円の(邑楽ファームさんのかな?)が量は少ないけどキープは一番しやすい気がします。いずれにせよ常にキープするのは難しい餌な気がします。

 

ミルワーム

YouTubeのとりからchさんというチャンネルをぜひ見て欲しい。私はそれをきっかけにミルワームにハマりました(?)アメリカのレオパブリードに使われている餌なだけあって、とにかくめちゃめちゃ使い勝手がいい!ミルワームに餌を与えるとワラワラ集まってきてむしゃむしゃ食べるし、スペース取らないし脱走しないし成虫になっても飛ばないのが素晴らしい。うんこは納豆みたいな匂いしますが!特別な措置はしなくても勝手にワラワラ殖えてくれる点が餌として素晴らしいところだと思いますね〜 ただ、レオパたちにあげても満腹中枢がなかなか満たされないみたいで20匹強与えないと満足してくれませんね...主食というよりおやつ感覚で与えるのがいいのかもしれません。ミルワームはいいぞ。

 

ワラジムシ

基本カエルのテラリウム水槽にばら撒いてます。こちらもスフィロアクアさんでよくまとめ買いしてます。(さっきからスフィロアクアの回し者みたいになっている...)こやつらは糞とか土を分解してくれるので届いた瞬間ブワーッとケージにばらまいて、ケージ内で勝手に生き残ってあわよくば繁殖してくれたら良いなと思って使ってます。ワラジムシはいくつあっても嬉しい餌なので私も繁殖させたいなあと思っているのですが、飼育がなかなかに難しいです!乾燥に極度に弱いらしく放っておくとすぐに死にます...霧吹きをこれでもかとやっても翌日ひっくり返って死んだりしているので、加湿過ぎても良くないのかもしれません。湿度のベストな状態がわからなく環境の維持が難しいですね...昆虫ではなく海老や蟹と同じ甲殻類だからか、彼らにとって水分は相当重要な気がします...計画的な繁殖はせずに今後もケージにばらまくのかー?!と悩むところです。飼育者としての腕が問われている気がします。(ワラジムシってこんなに難しいの?!)

 

キイロショウジョウバエ

ぶりくらでお迎えしたアサギマルメヤモリのベビーの餌用に導入しました。ショウジョウバエはヤドクガエルなどの極小の餌のみ食べる生き物の餌としては定番ですよね〜飛ばないように品種改良されてます。

ショウジョウバエの管理は上記の昆虫に比べるとだいぶ特殊で、餌兼産卵場になる培地をプラスチックのコップなどにセットしてそこに親バエを入れ、卵を産み、卵から幼虫が生まれ、蛹になり、成虫になるサイクルを繰り返させます!ショウジョウバエを殖やすと無限にコバエが湧いてくるメカニズムがわかる気がしますね...サイズが小さすぎてピンセットで掴むことは不可能なので基本ばらまいて使います。が、これがなかなか難しい!あらぬ方向にハエが逃げまくってカオスになります...早く扱いに慣れたいですね...

 

はい、つらつらと餌昆虫について書いてみました。虫苦手と言いつつ相当いろんな種類の餌にお世話になってますね!最近は盛口満さんと丸山宗利さんの本や、前野ウルド浩太郎さんの「バッタを倒しにアフリカへ」という本等を読んで結構虫についても勉強しています!虫、奥が深いですね!

 

遅くなりましたが次回はぶりくらについてレポ書きたいと思います!ではでは